「彼女が欲しい！」
「女性とエッチな関係になりたい！」
「かわいい女の子と遊びたい！」
などなど、男の欲望は尽きません。
とは言え、彼女を作るにしても、愛人を作るにしても、女性と一夜限りの関係になるとしても、女性とどんな関係を築くにしても、兎にも角にも「会話をすること」から全てが始まります。
男性はトークが苦手でも得意でも、性格的に人見知りであってもフレンドリーであっても、そんなのは関係ありません。
どんな男性でも女性との会話を強いられ、そして、男性が女性と親密な関係を築くには、それなりに会話を盛り上げることが必須となります。
そもそも、男性が女性と親密になれない原因として、「ルックスのせい」だの「経済力のせい」だの言う前に、まずは「自分のトーク力が基準以上のレベルに達しているのか？」を考えるべきです。
なぜかって？先にも言った通り、女性と関係を築くには「会話をすること」から全てが始まるからです。
イケメンだからすぐに女性と仲良くなれるほど甘い世の中ではなく、金を持っていることをチラつかせれば女性が付いてくるほど甘い世の中ではありません。
なぜならば、女性は本能的に男性の本質（人間性）を知りたいからです。
女性は、会話をすることで男性の本質に迫り、人間性を知ろうと（無意識的に）努力するのです。
【女性が会話を重要視する理由①】女性は男性に「安心感」を求めるから
男性が異性を好きになるのは非常に速いです。
女性と出逢った瞬間に男性は恋に落ちることも珍しくありません。
たとえ男性が恋に落ちなくとも、男性は性欲が強いですから「女性とセックスをしたい」という本能に駆られ、女性を口説こうとします。
一方で女性が異性を好きになるのは男性に比べて時間がかかります。
女性は男性と会話を重ねて、デートを重ねて、男性の質をしっかりと見極めた上で「好意」を持つのです。
つまり、男性の恋の始まりは出会い始めがピークで時間に比例して気持ちが落ち着いていき、女性の恋の始まりは時間に比例して緩やかに気持ちが上昇していきピークへと向かうわけです。
この「気持ちの高まり方」が男女において大きな違いです。
では、なぜ男性は異性に好意を持つタイミングが早いのでしょう？
それは、男性が女性の「容姿」を重視するからです。
大昔から本能的に男性は女性の容姿を最重要視している、と言っていいでしょう。理由は「女性が妊娠をするから」です。
子どもを自分の体に身ごもる女性に対して、男性は女性に「健康的な体」と「きれいな容姿」を求めるのです。
健康的できれいな容姿の女性ほど、遺伝子的に優れた子どもを、安全・安心に出産してくれる、と男性は本能的に考えています。
ですから、女性の内面や性格を議論に上げるよりも、まずは女性が「健康的な体」や「きれいな容姿」を持っているかが、男性にとっては重要なのです。
そのため、男性からすれば、異性の内面を知る上で重要なプロセスとなる「会話」は、省かれたとしてもさほど問題ではありません。
一方で女性は、男性に対して外見だけではなく「質」を求める傾向にあります。
「質」とは、具体的に言えば「内面」「人間性」「性格」を指します。
女性が男性に好意を向ける上で重要なのは、「自分や自分の子どもをこの男性はしっかりと守ってくれるかどうか？」です。
腕力が男性よりも劣る女性は、自分と自分の子どもを身の危険から守ってくるような男性を本能的に探しているのです。
ここで一つ疑問が出てきます。
女性が腕力の強さを男性に求めるならば、男性の体格、つまりは男性の容姿を見ればだいたい判断できます。
「筋肉隆々の男ならば、私（女性）を十分に守ってくれる力があるだろう」と。
ならば、女性も「男性の容姿（体格）を見て好意を持てばいいのではないか？」と思いますよね。
女性も男性も、異性の容姿で好きかどうかを判断すれば話が早いわけです。いえいえ、女はそんな単純な生き物ではありません。
「もしも筋肉隆々の男が持つ強い腕力が、自分（女性）や自分の子どもに牙を向いたら…」と女性は本能的に考えるのです。
女性を守ってくれるほどの強い力が女性自身に向けられ、女性と女性の子どもに危害を及ぼすようなことがあれば、本末転倒です。
ですから、女性は男に「質」、つまりは、確かな「人間性」を本能的に求めるのです。
女性よりも力が強い男は、絶対的に「女性と子どもを外的から守ってくれる存在」でなければいけません。
だから、優しい男を好きな女性や、怒りっぽい男性が嫌いな女性が非常に多いのです。
女性は、腕力という「強さ」で自分（と子ども）を守ってくれる「優しさ」を男に求めるというわけです。
ですから、女性は男性に「安心感」を強く求めるのです。
この「安心感」とは「絶対的に男性が自分（女性）の敵にならない」という強い確信です。
女性の中で「この人と一緒にいると落ち着く」という理由で男性と付き合うのは、その男性に「安心感」を見出して絶対に自分に危害を与えない、という確証を得たからだと言えます。
いったんここでまとめます。
女性が会話というプロセスを大事にするのは、男性に好意を持つのに時間を要するから。
なぜ男性に好意を持つのに時間を要するかと言うと、女性は男性の質（人間性）をじっくり吟味するから。
なぜ、男性の質（人間性）をじっくり吟味するかと言うと、自分を守ってくれる（自分の敵にはならない）という安心を得たいから。
そういうわけで、女性は男性よりも「会話」を重要視するのです。
【女性が会話を重要視する理由②】女性は過程を楽しむ傾向があるから
男性脳と女性脳の大きな違いで、男性脳は「結論」を急ぎ、女性脳は「過程」を重要視する傾向にあります。
この男女間における脳の違いは今に始まったことではなく、大昔から現代へと引き継がれていることです。
男性脳は「空間」の認識が得意です。
この空間認識力によって、男性は地図を読むことや車の運転や機械の組み立てが得意です。
この男性の「空間認知力」は、「その場面（空間）において自分は（目標に向かって）何をすべきか？」を適切に判断することに役立ちます。
例えば、男性は家庭と仕事をしっかりと線引きし、家庭にいる自分と仕事をしている自分を明確に切り替えます。
勤務先に向かうために家の玄関を開ければ、すでにその時点で男性は仕事モード。
この男性の感覚（物事や状況に合わせた気持ちの切り替え）は、現代と狩猟時代を比べてもさほど変わりません。
自分よりも大きい獲物を狩りにいく時の男性は、「生きるか死ぬか」命を懸ける心境ですから、狩り以外のことは考えられません。
もちろん、狩りをする男たちの目的は「獲物を狩ること」です。
獲物を狩るという目的を達成するために、ただただ男たちは頑張るだけなのです。
つまり、空間認識能力に長けた男は、自分が迎える結論を早々に決めた上で、自分がすべきことに取り掛かる。
だから、多くの男性が結論ありきで物事や会話を進めようとするのです。
一方で女性脳は「時間」で物事を認識する傾向があります。
女性が時間軸に沿って物事を進めるのは、これも大昔からの名残です。
狩猟時代、男たちが狩りに出かけた後、女性は子どもを育て、老人を守り、時に木の実などを採集して、つまりは「家庭を守ること」が日課でした。
狩猟時代における男女の違いは、「日常生活の場所が決まっているか決まっていないか」です。
男は、狩りのために日々獲物を捕らえることができる場所へと出向くわけですから、場所が「流動的」であると言えます。
一方で女性は、常に家を拠点として日常を送るわけですから、場所が「固定的」であると言えます。
ですから、家を拠点として活動していた女性たちは「時間軸」に沿って、自分たちがすべき日常のことをこなしていったわけです。
木の実などの採集は日の明るいうちにしていたでしょうし、日が沈む頃には狩りから帰ってくる男たちを出迎えるために家にいたでしょう。
つまり、今も昔も女性の脳は「時間」に沿って、物事や情報を積み重ねていく思考回路だと言えます。
だから、女性は結論より「過程」（時間軸に沿ったプロセス）を重要視する傾向があるのです。
例えば、女性はデート日が決まれば、たとえデート日が一週間先だったとしても、あれこれ想像して想いを馳せながら1週間を楽しむことができます。
多くの女性は旅行に行くと決めた日から旅行当日までウキウキですよね。
このように「過程（時間の積み重ね）」を重要視する女性脳だからこそ、男性と関係を築く上で重要なプロセスとなる「会話」は、女性にとって非常に重要なのです。
女性にとっての「男女関係」とは、あくまでも適切な「過程」を経て築き上げた結果であることが望ましいわけです。
まとめ：女性は感情を会話で表現して、さらに相手に共感を求めたい
女性は男性と違って「おしゃべり」が好きです。
というのも、女性は右脳派が多く、男性は左脳派が多いからです。
右脳は主に「感情」や「直観的思考」を司り、左脳は「言語」や「論理的思考」を司ります。
だから、右脳派が多い女性は男性よりも感情豊かだと言えます。
さらに、女性脳は右脳と左脳を繋ぐ「脳梁」という神経が太く、右脳と左脳が素早く連携できることが特徴です。
つまり女性は、右脳で生じた「感情」を、左脳で「言語」に変換することを非常に得意とするわけです。
だから、女性は自分の感情を乗せて言葉で表現したがり、さらに会話を通して相手に共感して欲しいのです。
もちろん、女性は男性の気持ちを確認する上で、会話を重視することは言うまでもありません。
だから、女性は男性に「お前が好き」と言葉で言って欲しいのです。
女性からすれば、男女間における「会話」とは、「男性と共感しながら親密な関係を築くための重要なツール」だと言えます。
まとめ
男性が女性と深い関係を築きたいなら、今までに説明した女性の特徴や傾向を十分に理解した上で、あくまでも女性を主体として男性は行動することが一番の近道だと言えるでしょう。
つまり、親密な男女関係を築くなら「会話」を重視して「会話」に時間をかけることです。
それは一見遠回りであるかのように思いがちですが、最も効率よく親密な男女関係を築く最善の方法なのです。