【マッチング仮説とは？】手堅く恋愛関係（男女関係）に発展させる方法

男ならば誰もが考えるこんなこと。

「カワイイ（キレイな）彼女を作りたい！」
「すごい美人と仲良くなりたい！」
「結婚するならやっぱり美人だ！」

確かに「容姿端麗な女性をものにする」ことは、いつの時代も（ほぼ）全ての男性が持ち続ける「普遍的な夢」であります。しかしながら世の中そんなに甘くないわけで、「容姿端麗な女性をものにする」ことは多くの男にとって非常に困難なのであります。ではなぜ多くの男にとって、カワイイ（キレイな）女性と恋愛関係や男女関係を築くことはとっても難しいのでしょうか？その答えは端的に言ってしまえば、「カワイイ（キレイな）女性は、すでにイケメンや金持ち男性に取られてしまっているから」です。

（ほぼ）すべての男性が「容姿端麗な女性」を好むように、女性においても（ほぼ）すべての女性は「自身が周りから美人と評価されること」を望みます。しかしながら、人間の容姿とは「生まれた時にすでに（ほぼ）決まっている」ものであり、（外科的な手術を除き）自身の意思や努力によって大きく改善や変化を期待できない要素を多大に含んでいます。つまり人の「美」とは、先天的に決まるものであり、その後の人生で容易に得られにくいものであるからこそ「絶対的な価値」があるのです。そして現実的に考えれば、万人受けするほどの美しさを持っている女性は、「美」が先天的に得られるものであるという性質がある以上、数がごくごく限られます。ならば、容姿端麗な女性は世の中において「マイノリティ（少数）」であり、一方で、自分の容姿に自信がない女性こそ世の中において「マジョリティ（大多数）」なのであります。ここでいったんまとめます。

上記の2つの事実を見て、男性の皆様はどう考えるでしょう？（ほぼ）すべての男性から需要がある、キレイな女性・カワイイ女性はそもそも数が少ない、つまり、美しい・カワイイ女性は「非常に希少価値が高い」のです。ここで男性のあなたに質問します。

『希少価値が非常に高い「美人女性」をものにできるほど、男性のあなたに魅力があるでしょうか？』　

もしも（男性の）あなたが女性と深い関係になることを強く望んでいるのならば、知っておくべきことは「マッチング仮説」と言われる心理的作用です。

1：【マッチング仮説とは？】男女はどういう心理で男女の仲を深めるのか？

「マッチング仮説」とは、人が相手に対して「恋愛対象になり得るかどうか」を判断する時に、自分と釣り合う相手を選ぼうとする心理作用のことを言います。「マッチング仮説」において男女間で最もよく見られる例は、「身体的魅力や特徴が自分に似ている相手をパートナーに選びやすい」ことです。例えば、「美人とイケメンの男女カップル」や「筋肉質な男女カップル」や「背が高い男女カップル」などの例が挙げられます。逆に、「美人とは言えない女性とイケメンとは言えないカップル」や「ぽっちゃり体型の男女カップル」や「背が低い男女カップル」などの例も「マッチング仮説」に当てはまります。つまり、「マッチング仮説」とは、その人の魅力や特徴がメリットであろうがデメリットであろうが関係なく、自分と相手の二者において互いの魅力や特徴が「釣り合っている」時に成立しやすい心理なのです。そのため、「マッチング仮説」は自分よりも魅力的でない異性の場合には成立しにくくなりますし、逆に、自分よりも魅力的すぎる異性の場合は、「私なんかがあの人と付き合うなんてできるわけがない」と敬遠してしまうことで成立しにくくなります。

2：「マッチング仮説」が成立するポイント

「マッチング仮説」の興味深い点は、男女の魅力が同じような要素でなくても、つまりは、男女の魅力が異なる要素であっても「マッチング仮説」が成立する、ということです。先に挙げた「美人とイケメンの男女カップル」や「筋肉質な男女カップル」や「背が高い男女カップル」の例は、両者の魅力が「容姿」という面で共通しています。しかしながら、現実には「美人と非イケメンの男女カップル」は存在しています。「美人と非イケメンの男女カップル」の場合、残念ながら、男性は女性に比べて容姿面で同等レベルの魅力を持っているとは言えませんよね。

この場合、おそらくは男性において「経済力がある」とか「面白い」とか「頭がいい」とか、「容姿面以外の魅力」が備わっているからこそ、美人女性と「釣り合うことができている」と考えられます。そうなんです！

「マッチング仮説」は、男女における魅力が異なる属性であっても成立しうるのです！

ならば、自分の容姿に自信がない男性であっても、例えば「経済力」という魅力を持つことによって、美人女性をゲットすることができる、ってわけです。何とまぁ、夢が持てる話でありましょうか！

3：「マッチング仮説」は「釣り合う」ことが重要！

男女の飲み会や合コンに行った時に、女性集団の中で一番カワイイと思われる女性を避けて、自分が話しやすいと思う女性と積極的に会話をした経験を持つ男性はいるでしょう。美人な女性に対しては、なぜか積極的に行けない自分がいますよね。男性の中には、「こんな自分なんかをあんな美人が相手にしてくれるわけない！」と卑屈に思ってしまう人もいることでしょう。

そもそも、人は無意識のうちに「相手が自分と釣り合いが取れるかどうか」を探っています。ですが、自分にそんなに魅力がなくとも、自分以上に魅力的な異性と付き合えるならば「ラッキー」ではないでしょうか。例えば、お金もなく、イケメンでもない何の取り柄もない男性が美人女性と付き合えるならば、そんなラッキーなことはありません。ですから、ブサメン男性でもとりあえず美人女性に当たっていけば、美人女性と付き合えるという「ラッキー」を手に入れることができるかもしれません。なのに、「高値の花」だと思われる女性に対して積極的に行動することができない男性が少なくないことも事実。男性は「キレイな女性やカワイイ女性がいい！」とか言っときながら、いつの間にか「高値の花」だと思う女性を意識的にも無意識的にも避けてしまうという、なんとも矛盾した行動を取ることがあるのです。それはなぜなのでしょうか？

例えば、男性が「高値の花」だと思う女性に対して消極的になるのも、容に自信のない女性がイケメン男性からの告白を思わず断ってしまうのも、「人はあまりにも魅力的すぎる相手を前にすると、無意識に自分と相手を比較して自己評価が下がってしまい、結果的に自分が不快な気持ちになってしまうから」です。相手が魅力的すぎると、自分の魅力のなさが目立ってしまい自分を嫌になってくるのです。そんな不快感を抱かないようにするためにも、人は「高値の花」だと思われる相手に対して積極的に行動することを控え、むしろ自分と釣り合いが取れると思われる相手に居心地の良さを感じるのであります。

つまり、男女の釣り合いを基軸として成立する「マッチング仮説」は、男女が深い仲を構築する際に「安心感」や「居心地のよさ」も合わせて提供するものなのです。ですから、「あなたと一緒にいると安心する」と男性に言う女性は、相手男性と自分が「釣り合いが取れた関係である」と思っているから、とも解釈できますよね。

4：【手堅く恋愛関係（男女関係）に発展させる方法】マッチング仮説の利用法

「人が人を好きになるのは理屈じゃない！」というセリフは、よく恋愛ドラマや恋愛小説で聞きますよね。ですが「マッチング仮説」においては、「自分と見合う魅力を持つ異性をパートナーに選ぶ」という心理作用が働いて恋愛関係（男女関係）が成立しますから、「人が人を好きになるのは理屈である」と言えますよね。つまり、「マッチング仮説」を用いて行動することは、「手堅く恋愛関係（男女関係）に発展させる方法」である、と言っていいわけです。では、私たち男性は「マッチング仮説」をどのように利用して、女性との仲を深めればいいのでしょうか？具体的に説明していきます。

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利用法①：容姿に自信がない男性（ブサメン）が、容姿に自信がない女性を狙う場合

「容姿に自信がない男性（ブサメン）」が、容姿に自信がない女性を狙う場合は、「容姿面」においてそこまで「男女の釣り合い」を意識する必要はないでしょう。ですが、「手堅く恋愛関係（男女関係）に発展させる」ためには、男性と女性との「共通項」をなるべく多く探すことを意識した方がいいです。例えば、男女において「出身地が同じ」とか「趣味が同じ」とか「好きな物（人）が同じ」など、「共通点」が多ければ多いほど「マッチング仮説」によって、男女が惹かれ合う可能性が高まります。つまり、「似たもの同士ほど恋に陥りやすい」という性質をうまく利用するのです。そうすれば、男女の会話は盛り上がり、早い段階で男女の仲は深まっていくはずです。

利用法②：容姿に自信がない男性（ブサメン）が、容姿端麗な女性を狙う場合

「容姿に自信がない男性（ブサメン）」が、容姿端麗な女性（美人やカワイイ女性）を狙う場合は、かなり難易度が上がります。なぜならば、早い段階で容姿の面において男性は女性から「釣り合わない」という烙印を押されてしまうからです。ならば、男性も早い段階で女性に対して、容姿以外の魅力ポイントを提示しなければなりません。例えば、「お金を持っている」とか「会社では重役である」とか、そういう経済面での魅力を女性にアピールできれば、男女の仲を深めるのに非常に効果的でしょう。

しかしながら、困るのは男性に経済力がない場合です。この場合は、容姿端麗な女性を射止めるのは非常に難しくなります。個人的には、経済力がなくて「容姿に自信がない男性（ブサメン）」は、容姿レベルの高い女性に手を出すことを諦めた方がいいと言いたいところなのですが…。人生何が起こるか分かりません。経済力がないブサメンでも、美人女性と付き合えるかもしれませんよね。経済力がないブサメンでも、他にアピールできる魅力が数多くあれば可能性があるかもしれません。

例えば、「スポーツができる」とか「筋肉質である」とか「優しい」とか「頭がいい」とか「面白い」とか。となると、経済力がないブサメンほど、自分磨きをして日々男の魅力をアップしていくことが重要となるでしょう。頑張れ！

利用法③：容姿に自信がある男性（イケメン）が、容姿に自信がない女性を狙う場合

容姿に自信がある男性（イケメン）が、容姿に自信がない女性を狙う場合は、それほど困難なくうまくいくと考えがちですが、女性の方がイケメン男性を避けてしまう可能性が考えられます。というのも、先にも説明した通り、『男女の魅力が相互的に釣り合わない時、魅力が低いと思う片方は自身の自己評価が下がり不快感を得てしまう』という現象が起こり得るからです。もしかしたら、容姿に自信がない女性は、イケメン男性を目の前にすると、「私なんかじゃ釣り合わない」と考え消極的になるかもしれません。

つまり、女性自身が自己評価を下げてしまうわけです。ならば、男性は女性の自己評価を上げてあげればいいのです。男性は女性に「あなたと私は十分に釣り合うんだ」と思わせてあげればいいのです。そのためにも、男性は女性をとにかくたくさん褒めてあげることです。容姿に自信がない女性でも、男性がたくさん褒めてくれることで自己評価が高まり、イケメン男性との関係構築に次第に積極的になっていくことでしょう。

一方で、イケメン男性が自分のことを自虐的に貶めて自分の価値を下げることで、女性との釣り合いを取る方法もあると考えられます。例えば、イケメン男性が「借金がある」とか「怒りっぽい」とか「ファッションがダサい」とか、そういう自分のデメリットを女性に打ち明けて自分を下げる方法です。しかしながら、男性が自分自身を貶めることはやめた方がいいですよね。だって、男性のデメリットが女性にとって生理的に受け付けられない類のものであれば、一発で男性は女性に嫌われてしまいますから。やはりここは男性が女性を褒めて、手堅く「マッチング仮説」を進めていくことにしましょう。

利用法④：容姿に自信がある男性（イケメン）が、容姿に自信がある女性を狙う場合

容姿に自信がある男性（イケメン）が、容姿端麗な女性（美人やカワイイ女性）を狙う場合は、お互いに高い容姿レベルを持っていますから、すんなりと恋愛関係（男女関係）を築けそうですよね。

しかしながら、女性のほうが自分に絶対的な自信を持っていれば、男性は恋愛関係（男女関係）を築くのにかなり苦戦することが予想されます。容姿端麗な女性が、例えば「頭がいい」とか「スポーツができる」とか「高収入である」とか、ルックス以外の魅力を持っているとしたら、たとえ男性がイケメンであっても女性のほうは「二人は釣り合いが取れている」と思えないかもしれません。容姿端麗な女性のスペックが高ければ、それに比例してイケメン男性も自分のスペックを上げなければいけません。

つまり、容姿端麗な女性と付き合いたいならば、男性が容姿と他の魅力も合わせて、あくまでも「総合的」に判断しなければならない、ってことです。ならば、たとえイケメンであっても、女性の誇れる他の魅力を一つや二つ持っておいた方がいいですね。

まとめ

「恋愛」や「男女関係」は、「人の気持ち」という不確かで抽象的な感情が基盤となって進むと「思いがち」です。しかしながら、「恋愛」や「男女関係」は「男女が互いに自分と相手を比較して、魅力の数を比べ合う」ことで成立するという側面があります。

そして、「男が持つ魅力の数と女が持つ魅力の数が一致した時に、つまりは男女が釣り合った時に、男女の仲は深まっていく」のです。ならば、実は「恋愛」や「男女関係」は、数学的に論理的に成立していくものである、と言えますよね。裏を返せば、男性がはじめから意識して「数学的に論理的に」女性に対して行動することで、「手堅く男女関係を構築できる」と言えるのであります！では、今回の教訓を以下にまとめておきます。

自分に自信がない男性は、女性と付き合うことを諦める必要はありません！上記の「マッチング仮説の教訓」を守って行動すれば、どんな男性も女性と「手堅く」付き合うことができるでしょう！ですから、男たちは来る日に備えて自分磨きを日々していきましょう！頑張れ！