女の子吉原って江戸時代からあったって本当?今のソープとは違うの?
吉原といえば、台東区千束4丁目近辺を指すソープ街のこと。
しかしもう一つ、江戸時代の吉原遊郭を指す場合もあり、この一帯は男性にとっての天国だったようです。
いっぽうで、働く女性たちは吉原から一歩も出られずに身を売り続けます。
▼記事のポイント▼
- 江戸時代の吉原と現在の吉原は別物だが似ている
- 全寮制かつ余暇時間がほとんどない過酷な仕事
- 遊女の仕事は高級店になるほどホステス要素も大きい
この記事では、現在の吉原と当時の吉原の違いや、似ているところを解説しています。
仕事場と日常生活を送る場所が同じだったため、プライバシーなどまったくないこの時代。
遊女たちはどのような生活をしていたのでしょうか。
2025年1月からNHKで放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で吉原の街に興味を持った方もぜひご覧ください。
小芝風花さん演じる花の井花魁の生活も、きっと想像できるでしょう。
江戸時代の吉原のシステムは?どう成り立ってる?





今の吉原と似ているみたいだけど違うの?
江戸時代の吉原遊郭は、現在では公娼(政府公認の娼婦)制度が廃止されているためありません。
しかしシステムとしては今も似通っているところがあります。
- 遊女=ソープ嬢
- 妓楼=お店
- 茶屋=案内所
現代に置き換えるとこういった言い回しになります。
簡単に違いを説明すると以下の通り!
- 遊女
-
男性の接客が主な仕事です。
セックスをするだけでなく、宴会でのお酌や舞いの披露もします。
コンパニオン的な要素をあわせ持つと言えます。
- 妓楼
-
現在のソープのようにセックスをする場所を提供しています。
遊女を派遣するプロダクションのような役割もしていました。
また、在籍キャストは全員妓楼で生活しています。
- 茶屋
-
吉原大門の入り口にあった、今でいう案内所のようなもの。
インターネットで情報を集めることができなかった時代ですが、ここに行けば女の子(遊女)や店(妓楼)を紹介してもらえます。


こちらは張見世の様子。
現在のソープに置き換えると、実物のパネル指名のようなものでしょうか。
茶屋に行かずとも、吉原内を散策して冷やかすこともできたわけです。



今も昔もいるんですね…。
ランクの高い遊女の場合はこうした顔見世をしておらず、直接妓楼に行っても門前払い、会うことができません。
高級遊女に会うためには事前に茶屋を介し、交渉を行う必要があります。
会えるのは馴染み客や紹介などつてがある客のみ。
吉原の遊女の生活とは?現在とは比べ物にならないくらい過酷


現在の風俗嬢は、1日3時間、週1日など自由な働き方ができます。
しかし遊女は借金だらけの身のため吉原から一歩も出ることが許されず、公休も年に2日のみです。
一日のスケジュールは厳しく管理されている
遊女の一日のスケジュールをざっくりまとめると、以下の通り。
客層に合わせ、昼夜二部制の営業形態をとっていました。
二度寝から起床、食事、身支度
昼見世
休憩、余暇など
夜見世
お客さんと一緒に就寝
起床、お客さんの見送り
昼見世でのショートコースなど例外はあれど、吉原の基本は朝まで一緒コース。
夜は隣にお客さんがいる状態で寝ることになり、これだけでは十分な睡眠がとれないので、昼見世にそなえて二度寝をしていました。
営業は写メ日記ではなく手紙
スマホもインターネットもないため、写メ日記を書くことはありません。
その分、遊女にとって欠かせない営業ツールは手紙。
文章力だけでなく字の上手さも求めらました。



今よりもガチ恋勘違い客が多そう!


業界卒業率ゼロパーセントの時代?



目標を達成することができました。あと1か月でお店を卒業します!
現代であれば、インターネットでこういった告知を見かけることもあります。
しかし江戸時代の吉原で年季まで勤め上げ、晴れて自由の身になった遊女はほとんどいなかったようです。
また、衛生状態が良くなく生理休暇すらとれない過酷な労働環境だったため、重い病気になってしまう女性が数多くいました。
なかでも恐れられていたのは梅毒で、当時は治療法がありません。
コンドームやピルを使った成功率の高い避妊法もなかったため、無理な中絶によって命を落とすことも。
吉原の遊女となった以上、世間一般でいう幸せな余生を過ごすことはなかなか難しかったようです。


花魁=吉原のソープ嬢+銀座のクラブホステス?


仕事での接待にも使われるため、会話についていかなければなりません。
場を盛り上げるための舞いや三味線など、芸事に秀でている必要もあります。
トップクラスの遊女は、現在で言うところの吉原ソープ嬢+銀座クラブホステスを兼ねていると言えるでしょう。



ファッションモデルやダンサーのような職業を兼ねているととらえる方もいますね。
まとめ


現在の吉原は、数ある風俗のうちの一エリア一業種にしか過ぎません。
都内だけでも吉原ソープに対抗するお店がたくさんあります。
吉原遊郭も、後期は手軽に遊べるフリーの遊女が台頭してきて経営に頭を悩ませたようです。
江戸中期以降は、この非公認の場所である「私娼街」が勢力を伸ばしてきます。(中略)一方で遊郭のほうはというと、格式主義とそれに伴う遊興費の高さなどから、庶民の足はだんだんと遠のいていったとされます。
引用:和樂Web
もしあなたが大金持ちの男性として江戸時代にタイムスリップしたら、どのように遊女と遊びますか?
考えてみると面白いかもしれませんよ!
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